ひとりごと
「最近思う事」
近頃は本当に税理士になって良かったなあ、と実感しています。私は三人兄弟の三男で兄が二人いますが、兄達は定年再雇用の時期にきています。確かに退職金はあるかも知れませんが、仕事はもうすぐ終わりです。その後はどうするのか知りませんが、あまり仕事の事は私には言いません。
自分はと言うと、退職金はありませんが定年もありません。自分で定年が決められます。私は46歳で税理士になったので、そこから20年間66歳まで現役所長をしたいと考えています。その後は次代の人に任せて、自分の体力と気力をみて仕事を続けていきたいと考えています。
他には公私ともに充実している事でしょうか、税理士としてちゃんと仕事が出来ているのは、諸先輩方のご指導と残してこられた宝物を使わせていただいた事に他なりません。特にTKC全国会の先輩会員の方の指導と、TKCのサポートがあったから、ここまで来られたのだと思います。
今私は自信を持って「ちゃんとした税理士業務をやっています」と言えます。関与先の方々・先輩同輩方・支援してくれたTKC、そして親兄弟と家族に感謝しています。
辛かった受験次代、苦しかった(食えなかった)開業当初を思い起こすと、またまた涙が出てきます。
2002年に亡くなった父に対して出来た親孝行はたった三つ、嫁をもらって孫をつくった事(金澤には、とても優しい嫁と、息子が二人います)、税理士になった事(これを父は誰より何より喜んでくれました。)そしてその父より長生きした事です。
三人兄弟の中で、唯一のバカ息子でしたから、父もきっと(私が税理士になった事を見て)安心して旅立ったと思います。
沖縄民謡「てぃんさぐの花」
♪てぃんさぐぬ花や 爪先に染みてぃ 親のゆし事や 肝に染みり(鳳仙花の花は 爪先に染めて 親の言う言葉は 心に深く染めましょう)
誠する人や 後や何時迄ん 思事ん叶てぃ 千代ぬ栄い(誠実に生きる人は いつまでも 願い事もすべて叶い 永遠に栄えるのです)ここは租税正義を標榜するTKCと同じ
なしば何事ん なゆる事やしが なさぬ故からどう ならぬ定み(やろうとおもえば何事も 成就するはずなのに やろうとしないから 成就しないのだ)