三線のページ 最終更新H22.07.26

「購入」
平成17年04月29日に沖縄三線.comさんから、ネットで三線なるものを購入しました。
他にも色々と教えて戴いたナビィ三線さん、親切です。
2006/03/17お店を訪問してきました。
このとき「えるおきなわ」さんにも行ってきました。両店とも店員さんは三線が上手いです、私も負けてられへんな、と思いました。

「三線とは」
 呼び方ですが、サンセンではなくサンシンと言います。内地(本州)では蛇皮線という呼び方をされています。これは三線の胴(チーガ)の部分に、ニシキ蛇の皮が使われているからです。ただ、蛇の皮が苦手という人のために、人工皮で出来た三線もあります。(こちらの方が本皮張りより安い)一応蛇に似せたデザインですが、中には全く違う絵を描いたものもあります。

「値段は」
 価格は本体のみなら、人工皮のもので2万円ぐらいからあります。高いものはギターと同じで、材質とかによって20〜30万円のものとかもあるようです。これから三線を始めようとする人は、(私個人的に)強化張りのものをお勧めします。手入れが不要で音もそこそこ良いからです。今後ずっと弾くつもりがあるのでしたら、本皮張りのものを買って下さい。

「音色」
 本州の三味線とは違い、南国独特の音がします。
一般的に音色は本皮張りの方が良いです。人工皮のものは音が少し高めです。本皮一枚張りのものは皮の寿命(3年前後らしい)が短いですが、最もよく響きます。
 ちなみに私の購入したものは、強化張りと呼ばれているもので、下に人工皮を張りその上から本皮を張ってあります。このタイプはめったに皮が破れないそうです。音は人工皮と本皮一枚張りの中間ぐらい。

「どこで買うの」
大阪市内に2件の三線屋さんがあります。1件はJR野田駅の「佐々忠」(ささちゅう)さん。もう1件は天神橋筋六丁目と大阪駅前第三ビルにある「とぅるるんてん」さん。。
 この2件に行けば、音を聴いてから買う事が出来ます。どこで買うかは、お店のオヤジさんやお姉さんと話をしてみて、気に入った所で買うといいでしょう。後々楽譜や周辺機器などを買ったり、教室で教えてもらったりするので、気が合う方を選んで下さい。
 店に行くのが面倒だという人は、音は確認出来ませんが、ネット上で買うことも出来ます。

三線を買う時に、初心者用セットというのがありますので、必ずこちらの方を買って下さい。ケースや予備の部品と絃、ビデオ(DVD)と教本などが付属しているので、素人でも独学で弾けるようにはなります。
 ケースはハードケースとソフトケースがあります。私は最初ハードケースのセットを買いましたが、持ち歩くのには(自転車で背中に担ぐ)ソフトケースの方がいいです。
駅前でストリートライブをするのでしたら、ハードケースですけどね(^_^;)。後でソフトケースも買いました

「楽譜」
これは工工四(くんくんしい・こうこうしい など)と言いまして、三線独特のものです。最初は読めませんが、すぐに慣れてきます。
 私は3ヶ月を待たずに10曲ほど弾けるようになりましたが、弦楽器に初めて触れる人は多分無理です。まずチンダミ(調弦)が出来ません。
私は高校生の時にフォークギターを弾いていましたので、調弦は直ぐに出来るようになりましたし、爪(ピックでも良い)にも馴染めました。沖縄でお土産に三線を買ってきた人の内、約半数以上の人がチンダミが出来ずに諦めるそうです。今は調子笛だけでなく電子チューニングメーターというものもありますので、音感が悪くてもチンダミ出来ます。

平成20年9月から「古典」を習いに行っています。流派は野村流 平成21年8月15日にに琉球新報主催「古典芸能コンクール」の新人賞を受けました。
課題曲は「伊野波節」(ぬふぁぶし)を選択しました、かなり難曲ですねえ。練習し初めの3か月ぐらいはほとんど唄にならず、こんなんで大丈夫やろうか、という状態でした。
練習しては師範の訂正が入り、また入りの繰り返しで、それでもマジメに練習しました。
コンクールの結果は無事合格しました。珍しく嫁さんが付いてくると言うので同伴しましたが、受けている本人より、付いてきた方が緊張したみたいです。
結局のところ、嫁さんは「美ら海水族館」に行きたかっただけみたいです。

※琉球古典音楽 野村流音楽協会 関西支部 師範:仲村英芳 先生(大正区北恩加島)

古典を弾くようになってからは、沖縄県人会の総会後の懇親会で幕開けに演奏するので、県人会の方々にはすっかり顔を覚えられていると思います。


平成24年8月、再び那覇でコンクール「優秀賞」を受けました。曲は作田節と干瀬節又は諸鈍節と子持節の二組から抽選です。私は最終日の受検で、最後から三番目でした。二週間前に課題曲が分かるのですが、今回は作田節の方でした。優秀賞からは途中で止まる人が多いこと、、121人が受検し、59人が合格。失格32人だから26%の人が止まってしまったことになります。最後まで歌えた人の内66%が合格したことになります。私もその一人に入りました。最終合格率は48%です、合格発表者の張り出しを見に行ったとき、私の名前が最後でした。うれしさと安堵感が漂ってきました、落ちたら大阪へ帰るの恥ずかしいですからね!

大阪での9月月例会の時、今まで話しをしたことがなかった師範の先生から「だいぶ歌い込んだんやな」と言葉を掛けていただき、新人賞の時とはエライ違いやなあと感じています。それだけ優秀賞は難しいと言うことでしょうね。
 いよいよ来年(平成26年)の春に「教師免状」試験を受けます。

平成26年3月平尾の大正会館で教師免状試験が行われました。私を含め3名が受験し。無事3名とも合格しました。
曲は作田節と干瀬節、私は二番目に唄いました。二揚の調弦の時に少しもたつきました。

平成27年8月23日「古典芸能コンクール」最高賞合格。(優秀賞の後3年しないと受けられません。曲は十七八節と仲風節・昔蝶節と述懐節の2組)
私は後者の曲でした。
息がなかなか続かない(袴の帯が少しきつい)ので、声を大きくして唄いました。他の誰より大きかったと思います、歌い出すと一瞬審査員の顔が上向きました。
私の次に控えていた受験者が、発表の時に「楽譜を見ながら裏で聞いていたんですが、楽譜通りに間違いなく唄えていました、と言ってくれました。
「107人応募 16人棄権、91人受験し31名合格 失格44人 合格率は34%」

毎日毎日一生懸命引き続けて良かったと思います。
自分ではまだまだ下手だと思います、もっと引き続けて精進しなければいけません。

残すは四年半後の師範免状のみとなりました。良い師範について、しっかり練習すれば必ず上達します。
三線買って10年になりました

◎は弾き語りが出来る曲、○はほぼ出来る曲、△はイマイチな曲、×は練習し始めた曲、?は弾きたい曲です。
 あくまで自己評価です(^_^;) 
あまり更新していないので、参考程度にして下さい。弾かなくなって弾けない曲もあります。

曲名 ×
1.新安里屋ユンタ 2005/7/31
2.花 2005/7/31
3.島人ぬ宝 2005/7/31
4.島唄 2005/7/31
5.涙そうそう 2005/7/31
6.安波節 2005/7/31
7.十九の春 2005/7/31
8.てぃんさぐの花
(本調子)
2005/7/31
9.童神 2005/7/31
10.イラヨイ月夜浜 2005/7/31
11.遊び庭 2005/10/5 2005/7/31
12.オジー自慢のオリオンビール 2005/10/5 2005/8/19 2005/7/31
13.ハイサイおじさん 2006/05/12 2006/3/31 2005/10/25 2005/7/31
14.春の唄 2005/8/26 2005/7/1
15.豊年音頭 2006/03/31 2005/10/25 2005/10/5 2005/8/10 2005/7/31
16.唐船ドーイ 2008/03/31 2007/05/25 2006/03/10 2005/7/31
17.黒島口説 2006/02/01 2005/7/31
18.さとうきび畑 2005/7/31
19.芭蕉布 2005/7/31
20.デンサー節 2006/01/31 2005/10/25 2005/10/1
21.上り口説 2006/01/31 2005/10/25 2005/10/1
22.黄金の花 2005/10/05
23.亜麻色の髪の乙女 2005/10/1
24.秋の踊り 2006/01/31 2005/11/13 2005/10/25
25.四季口説 2006/01/31 2005/11.13 2005/10/25
26.かたみ節 2006/01/31 2005/11.13
27.汗水節 2007/05/25 2006/06/30 2006/05/12 2006/02/01
28.丘の一本松 2007/05/25 2006/06/30 2006/03/31 2006/02/10
29.ましゅんく節 2007/05/25 2006/05/12 2006/03/31 2005/12/10
30.ヒヤミカチ節 2006/03/20
31.三村節 2007/10/18 2006/03/31 2006/01/04
32下り口節 2007/12.01 2007/05/25
33かぎやで風節 2007/03/31 2006/11 2006/08 2006/04
34踊りくゎでぃーさ 2007/03/31 2006/09/12 2006/04
35肝がなさ節 2006/09/12 2006/04
36娘ジントヨー 2006/09/12 2006/04
37豊節 2007/12/01 2007/05/25 2006/09/12 2006/04
38高平良萬歳 2006/08/31 2006/06 2006/04
39バチクヮイ節 2006/09/12
40芋ぬ時代 2007/03/31 2006/09/12
41なりやまあやぐ 2006/08/31 2005/07
42祝い節 2008/07 2006/11
43目出度い節 2008/01/31 2006/11
44遊びションガネー 2008/01 2006/11
45恩納節 2007/03/31 2006/10
46辺野喜節 2007/10/18 2007/05/25
47中城はんためー節 2007/10/18 2007/05/25
48謝敷節 2007/10/18 2007/05/25
49梅の香り 2007/04/30
50ごえん節 2007/10/18 2007/05
51収納奉行 2008/01 2007/05/25 2007/03
52鳩間節 2008/03 2007/10/18 2007/9/10
53竹富島で会いましょう 2008/07
54かりゆしの夜 2008/07
55.伊野波節 2009/8 2008/8 難曲です
56.松竹梅 2009/12 2009/3
 揚作田節 2010/12
 東里節 2010/12
 赤田花風節 これが難しい2010/12
 黒島節 2010/12
 ソンバレr節 2010/12
 夜雨節 2010/12
 浮島節 2010/12
57.天川 2009/8 2008/12
58.金武節 2009/8 2008/12
59.作田節 2011/4 2010/3 2009/9
60.ぢゃんな節 2011/4 2010/4 2010/1
61.干瀬節 2010/5 2010/1
62.子持節 2011/4 2010/5 2010/4
63.散山節 2010/6
64瓦屋節の踊り 2011/4 2010/12
65首里節 2011/1
66しょどん節 2011/1

上記以外にも古典はもっと弾けるものがあります。

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